16日のニューヨーク株式市場は、アメリカのFRBによるゼロ金利解除の発表後、買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は220ドルを超す値上がりとなりました。
リーマンショック後、7年間続いたゼロ金利の解除を受けて、ダウ平均株価の終値は224ドルの大幅な上昇となりました。
利上げは景気の過熱を防ぐもので、株価の下落につながる可能性がありますが、市場では、「アメリカ経済は利上げに耐えられる状態まで回復している」という前向きな受け止めが広がりました。
「米経済は回復が続き、とても強くなっています。0.25%の利上げなら間違いなく吸収できます」(株式トレーダー ピーター・コスカ氏)
イエレン議長が今後、景気に配慮しながら慎重に利上げを進める方針を示したことも、市場の安心感につながっています。